留学生同士の交流

留学生と食事会
先日のことだが、お世話している留学生たちを呼び、みんなで食事会を開いた。
その日の朝9時前、カナダに来たばかりのRちゃんから電話があった。
「ホームシックなので、早く遊びに行ってもかまいませんか?」と言ってきた。
「うん、いいよ。料理の準備があるので、少し手伝ってくれたらありがたいな。」と言って電話を切った。
ホームシックにかかる留学生は多い。今までとは違う環境の中に入り、周りを見回しても知っている顔がない、聞き慣れた声もない、見慣れた物もないのである。ふと、日本のことを思い出し、寂しくなる気持は十分わかる。
何かと忙しくしていれば、いろいろなことに思いを馳せる時間が減る。そういうことも考え、サーモンの中骨を抜く仕事をしてもらった。Rちゃんは料理や裁縫が好きという。1本1本丁寧に骨を抜いてくれた。その間は機嫌もよく、ホームシックのことは忘れているかのようだった。
ところで、この日、食事会を催したのにはいくつかの理由があった。
最大の理由は留学生同士の交流のためで、新しい留学生が来たのでみんなに紹介するためである。長く留学している先輩の留学生から留学体験談を聞くことができるし、来たばかりの留学生に仲間を紹介して、知り合いがいないという不安や寂しさを取り除くこともできる。
留学カウンセリングをしていると、ときどき親から、日本人が一人もいないところに留学させたいのですが、と相談がある。そういう親の気持はよくわかる。日本人がいると一緒に遊んでしまい、英語の上達を妨げるからという理由である。
高校留学している生徒たちは、学校の勉強で忙しい。宿題が出たり、プロジェクトがあったりする。ほとんどの生徒はカナダ人と同レベルの英語力はないので、宿題にも時間がかかる。また、宿題が早く終わっても勉強することはいくらでもある。遊んでばかりしている余裕はない。
日本でしっかり勉強してきている生徒は、自分で何かとプラスアルファの勉強している。カナダで遊ぶ子は所詮日本にいても遊んでいた子であることが多いと思う。やはり、真面目な学生が留学すべきだ。そして、留学生は何のためにカナダに留学しているのか常に自問自答すべきだ。
先輩後輩の交流は役にたつ
さて、日本ではしっかり者で通っていた留学生のMちゃんは勉強もよくできるし、英語も基本的なこと習っていたので、カナダでも全然平気で高校生活を送っていけると考えていた。ところが、カナダの教育制度やカナダでの勉強は日本とは違うところがあるので、不安を覚えるようになった。それに、英会話はそこそこできると思っていたのに、現地の人の英語が良く理解できず、意志疎通に対する不安もでてきてパニック状態になってしまった。それで、私たちのところにSOSを発信してきたのである。最初に会った日、彼女は日本語が通じる人がいて本当に良かったと泣きそうな顔をして私に話をしていたのを思い出す。
こんなしっかりした子でも日本語が恋しいし、日本語で話をしてもらうと安心するのである。
周りに日本人が全くいないよりは、何かのときに日本語で話ができる人がいたほうが心強いに違いない。留学生はまだ中学生や高校生の年齢なので、やはり同年代の同じ境遇にいる人との付き合いも必要だと思う。お互いの悩みを共有できたり、趣味や遊びも一緒に楽しんだりすることもできる。特に金曜日の放課後は、ほっと一息、友達同士で気分転換する留学生も多い。
カナダで15歳の誕生日を迎えたF君
そういうことでこの日の食事会を催したのだが、もう1つの理由は、この日の1週間ほど前に誕生日を迎えたF君の誕生祝いも兼ねている。ケーキの代わりに手作りプリン。みんなで「ハッピー・バースデー」の歌を歌い、お祝いした。みんなでワイワイいいながら食べると余計美味しい。
この子たちが逞しく育ち、留学を全うしてくれるよう、応援したいと思う。

女の子たちは花をプレゼントしてくれた

こんな感謝の言葉も添えてくれた
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- 2012.05.21 Monday
- ◆留学生活&現地サポート
- 09:04
- by fgei-ryuugaku
































