バンクーバーは都会? それとも田舎?
高校留学の問い合わせで「都会より田舎に留学するほうがいいですか」という質問を受けることがある。
我々はバンクーバーへの留学案内をしているので、バンクーバーのことを伝えようと思う。
そもそも田舎とはどういうところなのか、その定義は難しい。
それ故、バンクーバーが都会なのか、それとも田舎なのか、はっきり言えない。
また、人によって都会っぽい、田舎っぽいと感じ方が異なると思う。
例えば、東京23区から来た人と、どこかの人里離れた地域から来た人では違うはずだ。
バンクーバーが田舎か都会かは、バンクーバーがどのような町なのかを記して、各人に判断してもらうしかないように思う。
最初に、バンクーバーというときはバンクーバー市とそのまわりの市を含めたメトロバンクーバーのことをいう場合がある。
元々はバンクーバー市が中心だったが、次第に周りに広がって行き、現在メトロバンクーバーには250万人ほどの人が住んでいる。
ちなみにバンクーバー市だけだと65万人が居住している。
各市の中でも、商業地もあれば住宅地もある。
一番の商業地はやはりダウンタウンだが、東京の商業地に比べたら全く規模が小さい。
他にもショッピングモールを中心とした商業地はあるが、点在している。
当然、商業地は人が多く行き来するし、交通量も多い。
こういう地域に住めば都会感があるかもしれないが、それでも日本人がイメージする日本の都会のようには都会だとはいえないと思う。
東京、名古屋、大阪、福岡などの都市圏から来た人にとってはバンクーバーは田舎だと感じるに違いない。
一方、住宅街は商業地の周辺にあり、郊外と呼ばれる地域は多い。
そして、その郊外の外にある地域を田舎と呼ぶことになるかと思う。
いずれにせよ、これら都会、郊外、田舎の境目は曖昧なので、その地域をどう名づけるかの判断は難しい。
郊外の住宅地でも主要道路の近くだと交通の便がいいが、そうでない場所は不便を感じるだろう。
言うまでもなく、田舎は交通事情が悪い。
メトロバンクーバー内の交通機関は日本の都会のように発達していない。
バンクーバーの公共の交通手段はバス、スカイトレイン(電車)、シーバス(人専用のフェリー)ぐらいで、地下鉄はない。
タクシーは空港やダウンタウンのホテルなどには停車しているが、流しのタクシーはほとんど走っていない。
上記の公共交通機関の路線に近いところに住んでいれば便利だが、そうでない場合は、やはり不便を感じるだろう。
カナダは基本的に車社会なので、自家用車を所有している人が多い。
それ故、公共の乗り物が利用できる交通網が発展していない。
別の観点から見てみよう。
日本の都会のように遊ぶ場所が多いかどうかである。
バンクーバーにはゲームセンターやカラオケボックスはほとんどない。
映画館はところどころにあるが、高校留学生はほとんど行かない。
遊園地は一つあるが、1年中オープンしているわけではない。
それに、当てもなくブラブラ歩いても楽しそうな繁華街がない。
点在する地元のショッピングモールで過ごすぐらいだ。
このショッピングモールも大方の店が6時には閉まってしまう。
(曜日により、9時まで開いている店もある)
このように、交通機関や遊び場所においてはバンクーバーは日本の都会に匹敵しない。
以上のことを鑑みて、バンクーバーは都会の部分もあるが、その規模は小さく、交通機関が便利な場所なら住みよいが、外れれば不便で、あまり遊び場もない所であると言えるだろう。
そして、バンクーバーで田舎と言ったら交通機関が少なく、遊び場もほとんどない、ものすごく不便なところであると言える。
最初に書いたが、人それぞれ感じ方が異なるので、結局は自分で体験するしかないと思う。
留学するならバンクーバー
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- 2018.02.14 Wednesday
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