カウンセラー(カナダの高校)
カウンセラー室の前で(留学生)
カナダ高校の新学期が始まってから、かれこれ2週間が過ぎた。
先週のことだが、教科を替えたほうがいいかと留学生から相談があった。
カナダの多くの学校は最初の2週間以内に教科の変更を申し出れば他の科目に替えることができる場合がある。
場合があると言ったのは、変更を希望する先の科目が既に満杯であったり、1教科変更するために他の科目も変更しなくてはならなくなるから、上手く変更できるかどうかはわからないからだ。
お世話している留学生の一人の時間割を見たらサイエンスが2つ入っていた。
それはおかしいと、すぐにカウンセラーに相談して他の教科に替えてもらった。
たまにこういうことが起きる。
カナダはいい加減なところがある。
いや、きっと日本以外の国はアバウトなことが多いだろう。
「教科を変更すること」については以下のブログを読んでください。
M先生の追悼セレモニー
今回はある高校のカウンセラーについて悲しい報告があったことについて記そうと思う。
8月の中ほど、この学校の校長からメールが届いた。
メールにはこの学校の一人のカウンセラーが他界したと書かれていた。
そのカウンセラーはよく知っている人だ。
彼はここ数年癌で闘病していたらしい。
まだ46歳だった。
白と青のジャージーを着ているのがご両親
生徒は勉強や進学に関することなどは学校のカウンセラーに相談する。
我々も留学生のことで彼に会っていろいろ相談したことがあった。
スクリーンに映し出された幼い頃のM先生
また、彼はバレーボールのコーチもしていた。
もう卒業したが、うちの留学生の一人が3年間彼の下でバレーボールをしていた。
放課後、留学生の応援に行ったとき、彼が一生懸命コーチをしているのを見た。
留学生がバレーボールをやっていたのは3年前まで。
そのときはそのコーチが病気だなんて知らなかったし、半年ほど前、他の留学生のために相談に行ったときも病気だなんて気づかなかった。。。
後列右から2人目が留学生のKちゃん
9月に入り、彼のためにセレモニーが行われた。
関係者が彼の思い出やエピソードを話した。
スクリーンにいろいろな写真が映し出された。
また、ご両親の挨拶もあった。
自分の子供が親より先に死んでしまうなんて、親にとっては悲しいし、悔しいだろう。
ましてや、本人はもっと悔しいに違いない。
May he rest in peace.....
このTシャツは$10で販売されていたので買った。
収益は癌の研究機関に寄付される。
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(カナダ・バンクーバーで1994年設立)
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- 2019.09.19 Thursday
- ◆カナダの学校&子供たち
- 10:01
- by fgei-ryuugaku